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り、試行として一部の機能のみ稼動している。今後の予定としては、平成9年度に開発、試行等を行い、本稼動を目指している。

システム設計の考え方としては、プロトコル(通信規約)や文字コード等はデファクトスタンダードを採用、オープンで柔軟性のあるシステムの構築、プロトタイプ手法を採用し利用者ニーズの評価をフィードバック、マルチアウトレットの考え方に則り、パソコン通信、CD-ROM、ファクシミリ、電話、紙などの様々なメディアを通じて利用者が欲するメディアや形態にあわせて情報を提供する、としている。

?B 導入経緯

新都庁の建設及び庁舎のインテリジェント化の構想にともない、電子媒体を利用して庁内に蓄積された行政情報を提供する構想として「とみんず」が打ち出された。

「とみんず」は昭和63年から開発に着手されており、平成3年、新庁舎への移転とともに稼動された。開発当初は「お年寄りから子供まで操作できる。」という画期的なシステムであったが、近年の急速な技術革新や都民の情報ニーズの変化などにより再構築の必要性がでてきた。

そのようなことから平成6年9月にとみんず研究会(座長:小林宏一:東京大学教授)が設置され、「とみんず」の見直しに着手された。そこで技術的にも、開発手法的にも時代に即した新たな「都政情報提供システム(仮称)」の構築を行うことになった。

?C 導入効果(旧来システムから得られた教訓)

「とみんず」では施設情報をはじめとして、lOのデータベースから情報提供を行っていたが、情報の更新作業が膨大で、更新費用も大きかった。

このため、情報の収集及び更新をどのように行うかが重要であり、これには庁内の体制整備が必要となってくる。

また、定型入力型のシステムを構築するとデータの加工性が高まり、コスト、時問、煩雑さが増加するとともに、利用加工性が低い。

そして、何よりも汎用機・専用回線・専用端末という閉鎖的なシステムでは、端末展開に限界があり、飛躍的な利用率の向上は望めない。

これらのことから、技術の進歩や利用者ニーズに的確に対応できる、より柔軟でオープン性の高いシステム構築が必要となった。

 

 

 

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